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ダイオライトについて2

3. 検証について
 極細模様のマックスノー・ダイオライト・ヘテロマーフィーパターンレス♂と無班模様のマックスノー・マーフィーパターンレス♀とスーパーマックスノー・マーフィーパターンレス♀、そしてアルビノ・マーフィーパターンレス♀とを交配し、得られた子どもの表現を確認した。
 
 マックスノー・ダイオライト・ヘテロマーフィーパターンレス♂とマーフィーパターンレス♀との交配で得られる個体は、模様の現れるダイオライト・ヘテロマーフィーパターンレスであるか無班模様のマーフィーパターンレスである。
この時、模様の現れた個体について父親と同等のダイオライト様の表現になるか、生後6ヵ月を過ぎた個体に於いて、目視で確認をおこなった。
 
4. 結果と考察
 マックスノー・ダイオライト・ヘテロマーフィーパターンレス♂と交配したマックスノー・マーフィーパターンレス♀およびアルビノ・マーフィーパターンレス♀から模様の現れたF1個体が得られた。

 充分成長してから表現の確認をおこなったところ、模様の現れた個体はダイオライト様となった。特に尾部に細かな模様が現れた。

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 これまでの繁殖経験からマーフィーパターンレスのヘテロが必ずしも極細模様になるとはかぎらなかった。しかし今回の検証で得られたヘテロマーフィーパターンレスは全てダイオライト様となった。

 これはマーフィーパターンレス遺伝子座には複対立遺伝子が存在し、この対立遺伝子は劣性遺伝するマーフィーパターンレス遺伝子とヘテロ接合すると極細模様になることからマーフィーパターンレス遺伝子に対して優性であるからだと考えられた。

5. まとめ
 マーフィーパターンレス遺伝子座には複対立遺伝子が存在し、特定の対立遺伝子であると考えられるダイオライト遺伝子は、劣勢のマーフィーパターンレス遺伝子に対して優性であることが示唆された。

 今後の展望として、ヘテロ接合体である極細模様個体同士の交配から得られるホモ接合体(スーパーダイオライト?)の表現を確認し、そのホモ接合体とホモマーフィーパターンレスの交配から、100%の確率で、ダイオライト様の極細模様の個体が生まれるかを確認したい。

 現況では、ダイオライトの作出について不明な点が多いが、この検証が確定出来れば、ダイオライトを計画的に繁殖させることが出来るようになり、ヒョウモントカゲモドキのモルフについての考察が、一歩前進するのではないかと思われる。

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コメント

kazさん明けましておめでとう御座います。今回のレポート大変参考になりました。以前より、レモンフロストも極細模様でダイオライトの要素を持つモルフかと思った事があったのですが、hetマーフィーパターンレス由来(geckos etcでhetMPと発表)から極細模様になっているのではと納得できました。この点からもこのレポートは理にかなっています。まだまだお聞きしたいので、この続きはイベント等で宜しくお願い致します。

投稿: yoshi | 2017年1月 1日 (日) 00時38分

yoshiさん、明けましておめでとうございます。

レモンフロストもヘテロマーフィーパターンレスというのは聞いたことがありますが、優性という話もあるので、どうなんでしょう?

レモンフロストは、日本人の好みからは外れてそうですが、まだ、写真でしか見てないので、現物見たらどうなるか?

投稿: KAZ | 2017年1月 2日 (月) 12時45分

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